伊坂幸太郎『777』の感想【殺し屋シリーズ 4作目】

伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ第4作目『777』
第2作目のマリアビートルと同じく密室を舞台にした作品です。
今回はホテル内で悪いやつらが大暴れ。
最後までドキドキハラハラが止まりません。

この記事では、『777』のあらすじや登場人物、おすすめポイントを紹介します。
『777』の内容が気になっている人はぜひチェックしてみてください!

目次

伊坂幸太郎 殺し屋シリーズ 4作品

  • グラスホッパー(2007年)
  • マリアビートル(2013年)
  • AX(2020年)
  • 777(2023年)

4作品とも同じ世界線で共通の登場人物も多く出てきます。
しかし、各作品は続編ではなく、それぞれ独立した作品です。
基本的には順番通りに読むのがおすすめですが、バラバラの順番で読んでも楽しめます!

伊坂幸太郎 『777』 あらすじ

そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――
累計300万部突破、殺し屋シリーズ書き下ろし最新作
『マリアビートル』から数年後、物騒な奴らは何度でも!


やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。

そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!

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主な登場人物

伊坂幸太郎作品では複数の視点で物語が進められることが多いですが、
今回は以下の5人の視点で話が展開していきます!

天道虫

不運な殺し屋・七尾の通称。
どんなに簡単な仕事でも厄介なことに巻き込まれてしまう。
追い詰められると途端に頭の回転が早くなる!
2作目のマリアビートルでも大活躍。

紙野

「乾」という物騒な仕事を請け負う仲介業者の下で働いていた一般人。
一度見たものは忘れない驚異的な記憶力を持つ。
乾から逃げるため、『逃がせ屋』のココに依頼をした。

六人

アスカ、ナラ、カマクラ、ヘイアン、センゴク、エドの男女6人組。
6人とも容姿や体格が優れており、人を痛めつけるのが大好き。
武器として吹き矢を使う。
乾に依頼され、紙野結花を追っている。

モウフとマクラという名前の2人組の殺し屋。
小柄な女性2人だが、シーツを武器に人を殺す。

蓬(よもぎ)

元議員で、現在は情報機関の長官。
紙野が潜伏しているホテルで、記者・秘書と共に食事を楽しんでいる。

伊坂幸太郎『777』を読んだ感想・おすすめポイント

おすすめポイント① ずっとドキドキする展開

殺し屋シリーズに共通していますが、最初から最後までドキドキハラハラの展開が繰り広げられます。

今回の777で言えば、

・紙野ちゃんはホテルから逃げられるのか?
・政治家の蓬が事件にどう絡んでくるのか?
・天道虫がどんな不運に巻き込まれるのか?

先が気になりすぎて一気読みしちゃうこと間違いなし!
日常生活から離れてスリルを味わいたい人にはピッタリの作品です。

おすすめポイント② 魅力的なキャラクター(殺し屋)

他の伊坂幸太郎作品同様、777でも多くの魅力的なキャラクターが出てきます。

モウフとマクラ

 今回の主要な登場人物であるモウフとマクラ。
 殺し屋シリーズでは『檸檬と蜜柑』や『スズメバチ』など、2人組が多く出てきますが、
 モウフとマクラも2人組の殺し屋です。
 体格や容姿に恵まれていないことをコンプレックスに思っています。
 殺し屋ではあるけれど、親近感を覚える人も多いのではないでしょうか。

高良と奏田

 爆発物を扱う2人組。ココの助っ人として登場します。
 高良と奏田=コーラとソーダというネーミングセンスが良すぎる!
 悪い仕事をしているとは思えない、奏田ののんびりしたキャラクターが可愛らしいです。

他にもココや天道虫など、飄々としていてユーモアがあるキャラクターが登場します。
全員悪いことはしているわけですが、人間味があってどこか憎めない人たちです。

サイコパスな6人組

一方で、人間味が一切ないサイコパスな人が登場するのも伊坂作品の特徴です。

『777』でいうと6人組がそのサイコパスな人々になります。
この6人は、自分より弱い人を痛めつけること、容姿が優れない人をバカにすることが大好きです。
彼らがどのような結末を迎えるのかも、ぜひ注目してみてください!

おすすめポイント③ ちょっとした人生の教訓があるかも?

基本的には、エンターテイメント小説として『777』を楽しんでもらえればいいのですが、
人生に役立ちそうなちょっとした名言も出てきます。
特に「ありのままの自分を受け入れられない人」や「信頼関係について考えたい人」には
読んでほしい作品です。

まとめ

今回は、伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ4作目『777』を紹介しました。
魅力的なキャラクターや、ホテルを舞台にした密室のドキドキ、ちょっとした人生の教訓(?)まで盛り込まれた小説です。
興味のある方はぜひ読んでみてください!

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